花が難しく見えるのは、目がすべての花弁を一度に見るからです。描くときは順序を遅くします。まず向き、次に全体の塊、重なり、最後に葉脈、縁、色を加えます。花を飾りの集合ではなく構造として見ると、植物画は親しみやすくなります。
小さな道具一式
消しやすい鉛筆、消しゴム、画用紙か水彩紙、小さな丸筆、きれいな水、限られた色を用意します。インクは任意です。高価な画材より、二度目の水彩層に耐える紙が重要です。
基本の組み立て
- 茎の方向と花の角度を示す。
- 円、楕円、円錐、杯で全体の塊を描く。
- 中心と大きな花弁区分を置く。
- 同じ記号ではなく、重なる面として花弁を描く。
- 花が安定してから葉と茎を足す。
- 補助線を消し、明るい色から塗る。
1. ポピー
浅い杯と暗い中心から始めます。花弁は薄く広く、不規則です。透明な暖色を置き、白い紙を少し残すと軽さが出ます。
2. アジサイ
最初から小花を全部描きません。大きな丸い塊を作り、四枚花弁を数個置き、残りは部分的な線で示します。同じ塊の中で青、紫、緑、桃色を揺らします。
3. バラ
小さな螺旋か折れた中心から始め、短い角張った花弁、広い外花弁へ進みます。すべての境界を囲むと硬くなるため、一部を消します。
4. コスモス
小さな中心円盤と八枚ほどの花弁で作れます。花弁は外へ広がり、先端に浅い切れ込みがあります。曲線の葉脈を数本だけ入れます。
5. チューリップ
卵か杯の形を使います。上端を三、四枚の見える花弁へ分け、隠れた重なりを加えます。長く折れた葉が動きを作ります。
6. ゼラニウム
五枚花弁の小花を緩い球に集めます。横向きや背を向けた花も混ぜます。丸く波打つ葉が識別の助けになります。
7. ヒマワリ
花全体と種の中心に二つの円を描きます。外側へ大きな花弁を置き、隙間に短い花弁を足します。中心は平らな黒ではなく、小さな印の群れで作ります。
8. スイセン
六枚の花弁を星形に組み、前へ突き出すラッパを加えます。縁は円ではなく楕円に見えます。
9. カラー
細長い円錐から始めます。一枚の大きな苞が中央の肉穂花序を包みます。連続した外形と一つの折れで十分です。
10. リンゴの花
小さな中心の周囲に丸い五枚の花弁を置きます。開花と蕾を枝へ混ぜ、花弁の根元へ少量の暖かい桃色を加えます。
透明な層で塗る
最も淡い固有色から始めます。乾いてから、重なりの下、中心の周囲、折れた縁に第二層を足します。濃色は少なく使い、紙の白を光として残します。
よくある修正
平らなら花弁の下の影を強め、硬いなら大きさと間隔を変えます。色が濁ったら乾くまで待ちます。構図が混雑したら、脇役の花の情報を減らします。
植物画の目的はすべての縁を写すことではありません。植物がどう立ち、光へどのように向き、どの少数の形によって認識されるかを観察することです。