クラムシェルボックスは、封筒に入れるには大切すぎるけれど、引き出しにそのまましまうには散らかりやすい紙類――手紙、写真、子どもの絵、押し花を添えたメモ、小さく平たい品――に役立つ収納です。本のように開き、浅いトレーの一方が底、もう一方が蓋になります。しっかりしたボードで作り、布でくるめば、保護性があり、使うたびに気持ちよい箱になります。
作業の大半は、寸法取り、きれいな裁断、そして接着剤が乾くのを待つ根気です。最初の一箱は、かけがえのない写真ではなく、丈夫な紙を入れるために作りましょう。比率に慣れれば、この方法はほぼどんな大きさにも簡単に応用できます。
কাটる前にサイズを決める
まずボードではなく、中に入れるものから始めます。手紙や思い出の品を、無理に平らに押しつぶさず、保管する状態で重ねます。もっとも幅広く背の高いものを測り、指を入れて中身を取り出しやすいよう、各辺に約5〜8mmの余裕を加えます。深さは重ねた厚みを測り、さらに約3〜5mmのゆとりを加えます。
これが底トレーの内寸になります。同じ深さの浅い蓋トレーにすると伝統的な形になり、中身を押さえつけずに保護できます。
たとえばA5の手紙を入れる箱なら、内寸はA5ぴったりではなく、A5より少し幅と高さを大きくします。ぴったりの箱は見た目が端正ですが、内張りを加えた後は特に、日常的には使いにくいことがあります。
以下の寸法は、トレーの側壁をトレー底板の上に載せる構造を前提としています。次のように置きます。
- W:希望する内側の幅
- H:希望する内側の高さ
- D:側壁の高さ
- T:製本用厚紙の厚み
各トレーの底板は、W + 2T × H + 2Tにします。上下の長辺側壁は外側の幅いっぱいに切り、両側の短辺側壁は外側の高さからボード厚の2倍を引いた長さに切ります。これで長い側壁が短い側壁の端にきれいに接します。
内張りも忘れないでください。装飾紙は、特に角の部分でわずかに空間を取ります。箱にぴったり測った物を入れなければならない場合は、ボード寸法を計算する前に、内寸へさらに1〜2mmを加えます。
材料と道具
カッターナイフで切れる、硬く平らな製本用厚紙またはグレーボードを使います。最初の箱には、厚さ約1.5〜2mmが扱いやすいでしょう。薄すぎるボードは頼りなく感じることがあり、非常に厚いボードでは小さなトレーを正確に組み立てにくくなります。
必要なもの:
- グレーボードまたは製本用厚紙
- 外装と蝶番用の製本クロス
- 内張り用の装飾紙、または丈夫な無地紙
- PVA接着剤
- よく切れるカッターナイフと替刃
- 金属製定規とカッティングマット
- ヘラ
- 鉛筆、直角定規、計測用定規
- 糊付け作業用の当て紙
- 小さな刷毛または糊を広げる道具
- 低粘着のマスキングテープまたは紙テープ(任意ですが、角を留めるのに便利です)
- 清潔なおもり、または数冊の重い本。いずれも当て紙で保護します
製本クロスは紙の裏打ちがあり、ほつれや伸びを抑えるため、普通の布より適しています。外装に装飾紙を使う場合も、蝶番には製本クロスを使って補強してください。紙だけでは、その折れ目がいずれ傷んでしまいます。
準備:ボードを切り、仮組みする
接着剤を使う前に、すべてのボード部材を切り出します。同じトレーを2つ作る場合は、以下を切ります。
- トレー底板:2枚
- 長辺側壁:4枚
- 短辺側壁:4枚
- 細い背のストリップ:1枚。トレー底板と同じ高さで、幅は約2〜3mm
背のストリップは構造用の側壁ではありません。2つのトレーの間に一定の隙間を作り、ボード同士が擦れたり、布に負担がかかったりせず箱を開けられるようにする部材です。
一度に強く切ろうとせず、軽い刃入れを何度か重ねて切ります。ナイフは定規に対して垂直に保ってください。斜めに切れると、側壁がうまく合いません。各部材の内側になる面に、鉛筆で薄く印を付けます。この小さな習慣が、反ったボードを組み立て中にばらばらの向きで使ってしまうのを防ぎます。
底板1枚と4枚の側壁を、接着せずに仮組みします。角が合い、トレーが直角であることを確認します。布を貼った後ではなく、少しのボードを使うだけで直せる今のうちに調整しましょう。
1. 底トレーを組み立てる
当て紙の上で作業します。長辺側壁1枚の下端に、PVAを薄く均一に塗り、底板の縁に立てます。外側の面が底板の縁と面一になるようにします。もう1枚の長辺側壁にも同じ作業を繰り返します。
短辺側壁は、その2枚の間に接着します。直角定規、または硬い本の角を使って、各角を正確な位置に押さえます。角の外側に低粘着テープを小さく渡すと、接着剤が効くまで留めておけます。
ヘラで内側の継ぎ目をやさしく押さえます。ボードを潰すほど強くこすらないでください。上から見下ろして確認し、向かい合う側壁が平行で、底板が平らなままであることを確かめます。
トレーは軽く均一なおもりの下に置いておきます。ただし、側壁そのものに重みをかけないでください。開いたトレーの上に少し隙間を設けて板を渡すほうが、重い本を直接載せるより安全です。
2. 同じ方法で蓋トレーを作る
同じ寸法で、2つ目のトレーを組み立てます。一般的なクラムシェルボックスでは、蓋は靴箱のように底へかぶせるものではありません。箱を閉じたとき、2つのトレーは縁と縁で合わさります。そのため、外寸は同じであるべきです。
ここは重要な違いです。一方のトレーをもう一方にかぶせる入れ子式にする場合は、ボード、布、内張りの厚みのために、さらに余裕を設ける必要があります。その余裕がなければ、蓋はきつくなって動かなくなります。ここで説明する本のようなクラムシェルでは、同寸のトレーと柔軟な外側の蝶番を用いることで、その問題を避けられます。
両方のトレーは、覆う前に十分乾かしてください。湿ったボードは布の下で反ることがあり、この段階の急ぎは、後から不均一な角として現れがちです。
3. 布の蝶番でトレーをつなぐ
作業台の上に、2つのトレーを逆さに置きます。底板が上を向き、開口部の縁が互いに外側を向く配置にします。2枚の底板の間に、細い背のストリップを置きます。各トレーと背のストリップの間は、2〜3mm空けます。
箱の高さ全体を覆える長さで、一方の底板、両方の蝶番の隙間、背のストリップ、もう一方の底板にまたがるだけの幅を持つ製本クロスを切ります。少し大きめに切り、後で整えるほうがよいでしょう。
布の裏面に均一に糊を塗ります。計画した隙間を保ちながら、最初のトレー底板、背のストリップ、2つ目のトレー底板の順で置きます。中央から外へ向かってヘラを動かし、布をしっかり密着させます。2つの隙間に布が落ち着いて収まり、引きつれがないことを確認します。
接着剤がなじみ始めてから、裏返して動きを確認します。トレーは本の表紙のように平らに開くはずです。蝶番が抵抗する場合は、無理に開かず、ヘラの丸い縁で布をもう一度隙間へ押し込みます。
4. 外側の側壁を覆い、端を折り込む
各トレーの外側の側壁を覆うため、別々の製本クロスを切ります。それぞれの布は、側壁の外側から上端を越え、内側へ少し下がるまで包める大きさにします。端には、角を回り込んで折り返せるだけの余りを残します。
側壁の被覆は1枚ずつ貼ります。まず長辺側壁から始め、次に短辺側壁を覆います。各角では、厚ぼったい重なりを防ぐのに必要な分だけ布を切り取ります。ボードの切り口が見えないよう、細い余白は残してください。
ヘラで上の縁をくっきり整え、角では布をしっかり押さえます。布についた接着剤は、固く絞った湿らせ布で直ちに拭き取ります。水分が多すぎると、製本クロスの種類によっては跡になり、ボードも柔らかくなります。
頻繁に扱う箱には、飾り立てない外装でも十分です。静かな印象の単色の布はよく合います。外側に装飾紙を使うなら、蝶番と傷みやすい上端には布を使ってください。
5. 内側を紙で張る
内張りは仕上げであると同時に保護にもなります。写真に繊維くずを付けたり、手紙に引っかかったりしない、なめらかで安定した紙を選びます。初めての場合は、角へきれいに収めるのが難しい非常に硬い紙は避けてください。
各トレーの底面用に、内側の床よりわずかに小さい紙を切ります。まずは糊を付けずに合わせてみます。次に、内側の周囲を回る側壁用の紙を切ります。底面の紙が側壁紙の下端を覆うため、側壁を先に張ってから底面を入れると簡単です。
糊は薄く均一に塗ります。ボードへ糊をたっぷり付けるのではなく、内張り紙の裏に塗ります。各紙片を置いたら中央から外へなで、装飾面に光沢や傷を出さないよう、きれいな当て紙越しにヘラを使います。
角では、隣り合う側壁紙を厚く重ねず、端同士を合わせます。厚い重なりは、トレーの貴重な内側空間を失わせるよくある原因です。最後に底面紙を入れ、端を側壁に沿ってきれいに押さえます。
6. プレスし、乾かし、箱を仕上げる
内張りの接着剤が十分に乾き、紙がずれなくなるまで箱を開いたままにします。その後、各トレーに清潔な当て紙を1枚ずつ入れて閉じ、広く均一なおもりの下に置きます。当て紙が湿ってきたら交換してください。
完全に乾いたら、箱を数回開閉します。トレーは蝶番で自由に動き、縁同士が均一に合うはずです。小さな布端が浮いた場合は、細い刷毛でその下にごく少量のPVAを入れ、当て紙を挟んで押さえます。
手紙や写真には、閉じる前に中身の上へ酸性のない薄紙、または清潔な無地の未印刷紙を1枚載せられます。これは、封蝋、折り目、壊れやすい表面など、立体感のある部分が中身にある場合に特に役立ちます。
クラムシェルボックスが使いにくくなる失敗
中身と同じ寸法に切る
計算上はぴったりの箱でも、内張り後にはきつすぎることがあります。特に、時間とともに増えていく手紙の束には、最初から出し入れの余裕を加えましょう。
トレー寸法の計算でボード厚を忘れる
内寸だけを基に側壁の長さを切り、ボード厚を考慮しなければ、完成したトレーは予定より小さくなったり、側壁がきれいに合わなかったりします。ナイフを入れる前に、裁断図にW、H、D、Tを書き込みます。
蝶番の隙間を狭くしすぎる
布は単に折り目を付けるのではなく、曲がる必要があります。背の横に細い隙間が見えるのは正常で、箱を滑らかに開く助けになります。ボードを端同士で突き合わせると、やがて被覆材に負担がかかります。
接着剤を付けすぎる
PVAは薄く完全な膜になる程度で、濡れた水たまりのようになってはいけません。接着剤が多すぎると紙に染み込み、しわを生み、ボードを反らせることがあります。糊を付ける部材ごとに、新しい当て紙を使ってください。
乾く前に箱を閉じる
湿った内張りは反対側のトレーに貼り付いたり、後で中身に接着剤を移したりするおそれがあります。まず箱を開いた状態で乾かし、その後、保護紙を入れてから閉じてプレスします。
丁寧に作られたクラムシェルボックスは、長く使えると感じさせるために凝った装飾を必要としません。直角の側壁、無理なく動く蝶番、余裕のある内張り、そして開ける行為を小さく整った喜びにする材料こそが、その使いやすさを作ります。